オフィスや店舗に新しく業務用エアコンを導入する際は、エアコン本体の価格に加えて設置するための工事費が必要になります。業務用エアコンの大きさや種類によって費用は異なりますが、基本工事費用は約50、000～200、000円前後と言われています。ただ設置するオフィスや店舗の構造や間取りによっては追加料金が発生するケースがあります。そのため、工事を計画している場合は、構造や間取りなど設置予定のスペース周辺が該当していないか予め確認しておきましょう。

基本工事費用で追加料金が発生する主なケースは大きく4つあります。一つ目は室内機と室外機の距離が遠い場合です。業務用に限らず、本体と室外機を配管やコードで繋がないといけないので、規定の配管や電子コードの長さを超えた場合は、配管やコードを延長、調整するための費用が発生します。2つ目は室外機を高所に設置する場合です。

人力で上げられないような高所に置く場合は、特別な器具や人員を多く動員することになるため、約5、000円程料金がかかります。他には馬力の高い業務用エアコンを稼働させられる適切な電源がないと、新たに電源を設けるために電気工事を行う必要があるため、10、000円程度の費用が必要になります。最後に既存の業務用エアコンと入れ替える場合は、古い方を撤去、廃棄するための費用が工事費以外に発生します。廃棄費用は、壁掛け型や床置き型で約50、000円、天井埋め込み型など大掛かりな物で約200、000円の費用がかかります。